キャリアデザイン=人生設計
人生とは自分を創ることである。
Life isn’t about finding yourself. Life is about creating yourself.
『キャリア・デザイン』の目的となるものが、ノーベル文学賞受賞者バーナード・ショーのコトバに隠されていました。
自身の人生は、生まれた時からすでに決まっているのでしょうか?(宿命説)
あるいは、他人によって創られるのでしょうか?(運命説)
他人の影響を受けることは事実ですが、それは関心があるなどの繋がりがあるからであって、選ぶことも無視することもできると考えられます。
当方のコーチングは、自身の目的や使命を果たしたり、ビジョンやゴールに達したりするなど、自己実現のためのバックアップ手法です。ここでは、「キャリア・デザイン』=人生設計を要素分解しながら個人に必要なプロセスを構築し、実践していきます。
サラリーマンに限らず、中学・高校生・大学生、子持ち主婦、さらにミドルシニア層、定年を迎え起業を考えている方にも取り組んで欲しい“成長術”と捉えています。
『成功は成長の果実』by.青木仁志氏
成功は物事の結果でしかなく、望む未来の結果(ビジョン、ゴール、目標)のために人は考え、行動します。考え方、行動方法などが違うことで、結果も変わってきます。
思考と行動は必要なタスクであり、成長段階の過程(プロセス)なのです。
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キャリア・デザインの主軸は「人間力」
※「人間力」とは・・・
社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力。
(出所:Wikipediaより)
「人間力」とは具体的に何をさすのか?
という問いについて、一般的に定まっているわけではないようです。
「力=パワー」とはニュアンスが違うものであり、他の「○○力」の部類とは比較されず一線を画すもの、という意見については同意しています。
『社会』の運営、『自立』した人間、という観点は重要です。
その関係性は、『社会VS人間』でもなく『社会&人間』とも違う感があります。
『社会∝人間』『社会∽人間』『社会<>人間』に近いでしょうか。主体的に『社会』と関わりを持つ自立した『人間』であることを考えると、比例する対象であり、相似の対象であり、主従関係・依存関係ではない、と言えます。
では、「人間力」の構成要素をさらに具体的に考えていきましょう。
「基礎学力(主に学校教育を通じて修得される基礎的な知的能力)」、「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、自らそれを継続的に高めていく力。また、それらの上に応用力として構築される「論理的思考力」、「創造力」などの知的能力的要素。
「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」や「他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力」などの社会・対人関係力的要素。
「知的能力的要素」および「社会・対人関係力的要素」を十分に発揮するための「意欲」、「忍耐力」や「自分らしい生き方や成功を追求する力」などの自己制御的要素。
(出所:内閣府/人間力戦略研究会報告書2003より)
曖昧な意味のまま「人間力」というワードを、キャリア・デザインの主軸にするのはナンセンスです。
「人間力」の定義や概念を平たく(一般庶民的に)説明すると、技能・能力・素質・経験・知識などの組み合わせとして備えている「社会で生きる人の力」と言えると思います。
「人間力」=「社会で生きる人の力」とした上で、自身の目的や使命を果たしたり目標やビジョンを達成したりすることを前提とする「総合的な自己の実現可能力」=『パーソナル・ケイパビリティ』Personal Capability(=P.C.)の向上を掲げ、「キャリア・デザイン」を図っていきたいと思います。
キャリア・デザインによるパーソナル・ケイパビリティ
一般的に言われている「キャリア・デザイン」は、組織視点や研修会社視点であり、偏りがちです。
「キャリア・デザイン」は本来個人が決めることですから、組織の中の個人を重視するのではなく、個人のキャリア・デザインの要素に組織が存在するなど、選択方法や考え方、情報の集め方や活用方法なども含めて、生き方・あり方のバランスを重視しながら実践を支援していきます。
何度もいいますが、当方での「キャリア・デザイン」は「人間力」=「社会で生きる人の力」を主軸とする『パーソナル・ケイパビリティ』の強化です。
「キャリア・デザイン」は個人の経験や生活基盤の環境などで変わってきますが、将来の経験値や生活環境の変更なども視野に入れていく必要があります。
VUCA社会と言われる激変する時勢で、目的・使命を果たす自己実現のためには、意思決定や自己制御(セルフ・コントロール)、備え持つ能力をバランスよく調整・統合するセルフ・マネジメント力なども必要です。
キャリアを活性化させるために必要な(個人が備え持つ)エネルギーの強化・増大も重要課題として忘れてはなりません。
自己実現を可能とする総合的な能力が『パーソナル・ケイパビリティ』ですから、ある能力が高くても、低い能力によって効果が半減したり、発揮されなかったりすることがないよう、自己に必要な能力の要素を分析し、計画を練っていきます。
「キャリア・デザイン」は、ある意味「人生設計」です。個人の目指す「パーソナル・ケイパビリティ」を強化・醸成していくことになります。
当方の「キャリア・デザイン」では、3大パーソナルキャリアである「リーダーシップ・キャリア」「マネジメント・キャリア」「フォロワーシップ・キャリア」をバランスよく成長させることで、他者・社会に対して有効的な関係を構築し、共生・共創社会の中で生きていくベースを築くことも可能になると考えています。
※バランスとは、均等ではなく、個人の役割に順応するという概念です。
それらのコアとなるのが「メンタルスキル」(セルフ・リーダーシップ)であり、その向上によって「静的キャリア&動的キャリア」を磨いていくことになるのです。
キャリア・デザイン「コーチング」例
それらをバランスよく成長させていこうとする提案の一つとして、「成長プロセス5S」があります。
実際には、5つのプロセスということではなく、繰り返していきながらスパイラルアップ(レベルアップ)していくとお考えください。
当方コーチング例として、次のメンタル面を主としたプランがあります。
<メンタル面を主としたコーチング例>
「成長プロセス5S」を意識しながら、実際に行なうフローは、
です。これらを繰り返すことになります。
次のような内容があります。
◆コーチングの方法について
・個人セッション ・個別コーチング(1回~複数回コース)
・団体コーチング(セミナー講義、チームコーチング)
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