ビジネス、商売・商い・本業・副業・事業・転売‥‥どんな呼称であっても、顧客(買手)から利益(お金など)を頂くのであれば、相応の姿勢と至誠が必要です。また、継続的に商売を行なうのであれば、適切な仕組みを理解する必要もあります。
 その一つが『マーケティング』です。
 今回は『マーケティング』に関する基本ベースを解説しています。

マーケティングの全体像

ビジネスを行なうための『マーケティング』が難しいと思っている方のために、分かり易く分類化して要素ごとに説明しようとしているものです。

マーケティングとは何か?ビジネスにおけるマーケティングの全体像
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先ずは「マーケット」と「ブロダクト」の関係です。

学校やニュース番組でも耳にしたことがあると思いますが、「需要と供給」についてです。

「需要と供給」の関係

マーケティング,需要と供給,マーケット,プロダクトmarketing

「マーケット」と「プロダクト」では範囲は大きく抽象的でイメージしにくいかもしれません。
 身近なイメージで捉えていくために別の呼び方をすると、「誰に」と「何を」です。

マーケティング,誰に,何を,提供,価値marketing

マーケット=「誰に」、プロダクト=「何を」と考えていきます。
「誰に」対して「何を」提供したいのか? ということを考える、ということです。

「誰に」とはお客(法人・個人)になり、そのお客には「ニーズ」「ウォンツ」が介在しています。

意味

ニーズ(Needs)とは「必要性」。
人類共通の欲求(生理的・個人的・社会的欲求)であるため、人が創り出すものではない。

ウォンツ(Wants)とは「満たすべき欲求」。
ニーズが具体化した個人的な欲求であり、環境や価値観、個人の好みなどが影響するもの。

「何を」は会社や個人の商品・サービス(無形・有形)で、そこには「リソース」「シーズ」が不可欠です。

意味

リソース(Resource)とは、「資源・資産」。
企業や個人が保有する「カネ・モノ・ヒト・情報・知識」など。最近では「ブランド力」も含む。

シーズ(Seeds)とは、企業・個人の持つ技術やアイデア等
リソースを有効活用できるテクニック、スキル、ノウハウ、知恵、脳力など。

このことを表現すると下図になります。

マーケティング,ニーズ,ウォンツ,シーズmarketing
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求めている人(誰に)と、それに応えようとしている人(何を)の重なり合った箇所が、ビジネスとして成果(収益)がもたらされるポイントです。

そのポイントがズレてしまうと、どんなにハイテクを駆使しても、どんなに膨大な資金を投入しても、自信満々の良いプロダクト(何を)を制作したとしても、成果は上がりません。

ビジネスにならないマーケティングのズレmarketing
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どんなに市場リサーチして、ニーズ等を確認しても、お客さんが(本当に)求めているモノ(何を)とズレていたら、成果が上がらないということになります。

※この「ニーズ・ウォンツ」については、別ページ「マーケティング」の手始めに(3)で解説しています。

「ニーズ」 「ウォンツ」の理解は、マーケティングにおいても比重が高く、現代マーケティングの父、フィリップ・コトラー氏が語るマーケティングの定義内にも含まれています。

マーケティングとは、
個人や集団が製品及び価値の想像と交換を通じて、
そのニーズやウォンツを満たす
社会的・管理的プロセスである。

by. フィリップ・コトラー [経営学者]

ビジネスは、「誰に」と「何を」のそれぞれの共通要素、または共有要素が重なり、『価値と価値の交換』が行われることで成り立ちます

つまり、この重なる箇所をマーケット上で探す宝探しのようなものであり、その宝を探すために、マーケティングを行なう必要があるということです。

マーケティングのベースとなるものを理解している、していないでは、成果の出し方、スピード、売上の規模等が左右されると言っても過言ではありません。

マーケティングの濃厚さが重要であると言えます。

マーケティングmarketingビジネス全体像
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と言いましても、マーケティングの全てを修得することは、大変なことです。
基本的なことを理解し、コア設定のもと、プロセスを組み立てつつ、不足のタスク、強化したいタスクを分析した上で、そこに注力することをおススメします。

マーケティングは一日あれば学べる。
しかし、使いこなすには一生かかる。

 by. フィリップ・コトラー [経営学者]

何度も試行錯誤し、失敗と成功を繰り返しながら、自らのマーケティングを修得していくことになるのです。

マーケティングは戦術より戦略が上位概念

マーケティングの手法・戦術は、あるタスクに特化した数多くのテクニックがあります。

例えば、

  • ソーシャル・マーケティング
  • メルマガ・マーケティング
  • Facebookマーケティング
  • Twitterマーケティング
  • ペルソナ・マーケティング
  • 戦略マーケティング
  • YouTubeマーケティング
  • バズ・マーケティング
  • ダイレクト・マーケティング
  • Webマーケティング
  • ブランド・マーケティング
  • ブログ・マーケティング
  • アフィリエイト・マーケティング
  • インターネット・マーケティング
  • 動画マーケティング
  • バイラル・マーケティング
  • マス・マーケティング
  • ステルス・マーケティング .etc

このような手法・戦術のノウハウからスタートすることは、自動車教習所に通わず、他人の真似で仮免試験を受けるようなものです。成果を出しにくく、ハイリスクということが言えます。

ビジネス界では、手法・戦術の上位概念として「戦略」が必要です。戦略なきビジネスは長続きしません。

可能な限りリスクを減らす(リスクマネジメント)ためにも、ビジネス基本のコアとなる「3W1H」を明確かつ誠実に確立していくことをお勧めします。

「3W1H」についてはコチラ>>

次に、マーケティングをイメージするために、「マーケティングとは何か?」から探っていきましょう。

「マーケティング」を理解する(続編) >>