当サイトでの「成長」とは、「自己成長」のことです。
しかしながら、「自分を成長させたい」という強い意識は、時に罠(例えばエゴイズム)にハマってしまう危険性もあります。

周囲から「(自己)成長しなさい」と言われることがあるかもしれませんが、「自己成長」の自己定義がなければ、何を成長させれば良いのか、どのようにして成長すればいいのか、曖昧なまま何かに取り組んでいる可能性もあるのではないかと・・・。

生きていく上で「自己成長」は大切です。しかし、「自己成長」が人生の目的になることはありません。ある目的・目標や使命を達成する(自己実現の)過程で、「自己成長」していくと考えたほうがいいでしょう。その目的などは個々人によりますが、その「目的意識」こそが中核(コア)となり、「目的意識」による日々の活動こそが「自己成長」を促進させるのです。

つまり、「目的意識」と「過程(プロセス)」が、「自己成長」に深く関与している、ということが言えます。

では、どのようにして「自己成長」していくのでしょうか?

その過程における「自己成長の3つの方法」と「自己成長につながる3つのタイプ」について、私なりの考えをまとめてみました。

 

「自己成長」3つの方法

3つの自己成長
その3つとは、

自然成長」「努力成長」「合体成長」であると考えています。

 

先ず、個人の「自然成長」と「努力成長」がベースとしてあり、他者とのシナジー効果によって有効化・拡張され、「合体成長」が促されていくわけです。”触発される”と言ったほうが理解できるかもしれません。

ただし、その対象者によって「合体成長」の度合いは変動するでしょう。つまり、”自己成長”のために付き合う人間関係(環境)がポイントになっていきます。

「合体成長」を効果的にするためにも、ベースとなる「自然成長」と「努力成長」を促進させる必要があります。そのバランスを考えていかなければなりません。

 

「自然成長」とは

日々仕事やその場面での経験によって成長する、いわゆる『人は何かしら成長している』という概念のものです。

同タスク(作業など)の反復行動だとしても、熟すスピードはアップし、ミスも減っていくでしょう。能率・効率がよくなっていけば、成長していると見なせます。取り組み方によっては、大差が生まれることも。

しかし、「自然成長」のみを強調してしまうと、ビジョンも目標もない人でも成長すると助長しているようで、現状満足で終わってしまう危険性、特に向上心のない方、出世意欲のない方を増やす傾向になりがちです。

 

「努力成長」とは

自ら難題・困難などに挑戦することで成長する、いわゆる『目標や目的を定め努力して成長している』という概念です。

同タスク(作業など)の反復行動だとしても、改善や改良を意識し、失敗しても諦めず取り組むことによって、より良い成果が生じることになります。匠の技などがよい例ではないでしょうか。

しかし、「努力成長」のみを強調してしまうと、自己中心になり過ぎる傾向となることも。例えば、会社内でチームより自分の成長を主に考えるパターンになります。あるいは「自己否定」的な意識から、さらに上を目指すために苦行的(修行的)人生になる傾向もあります。

例えば、足が速くなりたい(速く走りたい)子どもに、『走る練習を続けていれば、身長も伸びてくるし、いつの間にか速く走れるようになるからね。』(自然成長)とアドバイスするか、『目標(期日やタイム値)を決めて、走る練習以外も筋トレや坂道ダッシュなどを含めた練習計画を立てよう。定期的に測定し、状況を見ながら計画を練り直そう。』(努力成長)とアドバイスするか・・・ということになるのでしょう。

それぞれ一長一短(?)がありそうですが、ただ「自然成長」「努力成長」の両方のバランスが必要なのです。どちらを優先するのかは、その時の状況、成長度合い、考え方(ライフイメージ)で変わってくるでしょう。

時間軸と成長軸でその成長度合いを見た時に、成長曲線が逆になるだけではないかと思うのです。

 

「合体成長」とは

他者と協力・共生しながら、『一人では成せないことでも相互作用で成長促進させる』概念です。つまり、相乗的な成長と言えます。

合体する自己と他者のレベルにもよりますが、シナジー的に考えれば、自己または他者のレベルの差がありすぎるとアナジー(負のシナジー)効果の危険性が高くなります。

さらに、相互の価値観や志向性なども踏まえなければなりませんので、関係性構築のスキルが重要になってくると言えるでしょう。

われわれは、長く生きるほどに、
何とわずかなことしか知らないのか、と教えられる。
成長して年を重ねるということは面白い冒険であり、
驚きにみちている。

 

エリク・エリクソン氏

 

自己の成長を意識する3つのタイプを理解すると、さらに促すことができます。

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