有給休暇管理簿part2(自動付与/前倒し付与可)〔取得5日間未達アラート付/無料〕
<<有給休暇管理簿/前倒し付与対応>>
※以前のバージョン(法定通りの付与のみ・比例付与対応)はコチラです。
付与パターンを増やした『有給休暇管理簿』のご紹介です。
当方の時間の都合で大変遅くなりましたが、法定通りの有給付与パターン(入社6ヶ月後付与)のみならず、以下の特徴を持った管理簿になります。
- “前倒し付与” および “統一基準日付与(斉一的付与)” を可能に
- 有給休暇の付与日数は自動で付与される
- 取得5日の義務に対する未達アラートを可視化
- 取得日と取得事由(本人指定、計画付与、会社指定)を記録できる
- 従業員個別に退職まで管理できる
- 退職者の管理簿はシート移動により別ファイルで管理できる(マクロで事前に関数式の解を文字として記録した後)
- 社員マスタは1000名まで(退職者含む) など
中小企業では、給与計算ソフトや勤怠管理システムの単体は導入していても、有給管理をシステム化(DX化)されていなかったり、まだまだアナログ的に労務管理をしている事業者は少なからず存在しています。
有休管理業務を急遽任されてどのように管理して良いのか困惑したり、あるいは労務管理工数が膨大で手が回らず有休管理は後手になっていたり、顧問社労士様のより頂いた有休管理用のExcelファイルでは満足いかなかったり、色々な事情を確認した上で、当方でもExcel(エクセル)版有給休暇管理簿を制作させてもらっています。
当方の管理簿は、年5日間の取得ができていない労働者についてflag(警告)が事前に表示されるようにしました。労務担当者から該当者または所属の長へ有休取得を促すことができるよう、早見表としてのツールもあります。
尚、当有給休暇管理簿の利用開始日を設定できるようにしてありますので、中途開始(いわゆる有給の繰越開始日)からでも活用できます。
下のダウンロードできるExcelファイルは、基本情報を社員マスタに入力した上で有給休暇の情報を記録していくものです。
ご自由にダウンロードし、ご利用ください。
※当方で作成したExcelバージョンは、Microsoft365のOfficeになります。
(無料)エクセルファイル【有給休暇管理簿/前倒し付与可】ダウンロード
※今後、不具合等の問い合わせがありましたら、改修した上でバージョンアップしていきます
※ 2024/07/15 一部の不具合を修正(Version2.1)
※ 2024/07/20 一部の不具合を修正(Version2.2)
(無料)エクセルファイル【労働者名簿&有給休暇管理簿/前倒し付与可】ダウンロード
※ 今後、不具合等の問い合わせがありましたら、改修した上でバージョンアップしていきます
もしも不具合等ございましたら、お手数ですがお問合せフォームからご教示ください。
また、随時修正した当ファイルは、このページにて更新させていただきます。
Table of Contents
有給休暇管理簿(前倒し付与対応)の簡単な説明
<<当ファイルの概要>>
Excelシートは下図のようになっています。(非表示シートもあり)
シート【社員マスタ】のイメージ
シート【有給状況早見表】のイメージ
シート【有給状況早見表】の5日取得アラート集約
シート【個別管理簿form】のイメージ
シート【有休付与】のイメージ
シート【有給付与】にある付与時期と日数の表では、法定の日数を初期設定にしていますが、この表の日数を会社の規定日数に変更してもらうこともできます。
シート保護をかけていますがセルのロックを外しているため、付与日数をカスタマイズをしてください。ただし、表の行や列を増減したりすると、他シートの関数式に影響するためご注意ください。
有給付与パターン(例)
入社から6ヶ月後に付与、以後1年毎に付与する場合(法定に準ずる場合)
例1)5月15日に入社した場合、11月15日に初回付与(10日間付与)される
入社から3ヶ月後に付与、以後1年毎に付与する場合(前倒し付与する場合)
例1)5月15日に入社した場合、8月15日に初回付与(10日間付与)される
入社から3ヶ月を超えて最初の1日に付与、以後1年毎に付与する場合(前倒し付与)
例1)5月15日に入社した場合、9月1日に初回付与(10日間付与)される
例2)6月1日に入社した場合、9月1日に初回の付与(10日間付与)される
つまり、5月2日~6月1日の間に入社した方の初回付与は9月1日になる
入社から6ヶ月後に初回付与、2回目は4月1日に付与する場合(斉一的付与)
※全従業員が、2回目の付与時に統一基準の4月1日に付与される
例えば、3月に初回付与された方が翌月1日に2回目の付与がされる。
問題は、入社日により付与機会の不公平さが生じるため、中途採用が多い事業場は留意する
※統一基準のタイミングは、付与2回目または付与3回目のいずれかで設定可能
入社から3ヶ月を超えて最初の1日に付与、2回目は4月1日に付与(斉一的付与)する場合
※初回付与で月単位の基準日に付与される 例1)5月15日入社の場合、9月1日に初回の付与
※2回目の付与時に統一基準の4月1日に付与される 例2)初回付与9月1日の場合、2回目は翌年4月1日に付与
※統一基準のタイミングは、付与2回目または付与3回目のいずれかで設定可能
サンプル シート【社員マスタ】
サンプル シート【個別管理簿form】
有給管理簿の簡単な使い方
当ファイルの使い方は、シート【使い方】にて説明しています。使いながら慣れてもらうしかありません。
上図(個別の管理簿)では、所定区分や出勤率(8割以上なら〇、未満なら×)を年度毎に入力できます。
出勤率が8割未満(×)の際は、取得日を記録するセルが濃いめのグレー色に変わります。8割以上(〇)の場合は、新規付与日数が法定通り付与され、取得日を記録するセルがホワイト色に変わります。
(以後、付与年月日は自動で、その都度に下欄へ表示されます。)
短時間労働者(パートタイマー)に対する比例付与もできますので、雇用契約変更の際に勤務日数が変わるようなら、個別の管理簿の「所定区分」で適切な情報を入力するだけです。
当シートの特徴は、取得日数が5日に満たない場合のアラートが発するよう組み込んでいることです。(下図)
法令に基づき、有給休暇が10日以上付与された場合の『有給5日取得義務』を社内管理するために、flag〔K列〕を表示させます。
flag〔K列〕を見てみると、赤色セルになり【警告】と表示されています。
当ファイルの初期設定は、6ヶ月経って『5日』未達の場合【注視】(黄色セル)、9ヶ月経って『5日』未達の場合【警告】(赤セル)が表示されるようになっています。
シート【有給状況早見表】にて、「6」ヶ月前や「3」ヶ月前の数値を変更することが可能です。
労働者人数分のシートが作成されるため、多人数の会社では、誰が 【注視】で誰が【警告】なのか、調べるのが手間です。そのため別シートで早見表を付けています。(下図参照)
この表でも把握できますが、従業員が100名以上にもなると、シートの下行へスクロールしてチェックすることも面倒でしょう。
そのため、この表の右側に下図にように【注視】該当者、【警告】該当者のリストアップしてあります。また、所属拠点や所属部門でフィルターをかけられるため、所属毎に表示したリストをコピペ等して、所属の長などにメール共有することも可能になります。スクリーンショットして画像としてメール文内に挿入し、メール共有することもできます。
当ファイルはこのような有給休暇管理簿(社員マスタは1000名まで登録可)になります。登録などすることもなく、無料でダウンロードいただき、ご自由にご利用ください。
ただ、マクロが組み込まれているため、適切なExcelバージョンでお願いいたします。
ファイルの中にも、簡単な使い方としてシートに記載してあります。ご確認ください。
(無料)エクセルファイル【有給休暇管理簿/前倒し付与可・自動付与】ダウンロード
※ 今後、不具合等の問い合わせがありましたら、改修した上でバージョンアップしていきます
※ 2024/07/15 一部の不具合を修正(Version2.1)
※ 2024/07/20 一部の不具合を修正(Version2.2)
(無料)エクセルファイル【労働者名簿&有給休暇管理簿/前倒し付与可/自動付与】ダウンロード
※今後、不具合等の問い合わせがありましたら、改修した上でバージョンアップしていきます
また、別パターンの有給管理ファイルが完成しましたら、別途発信させていただきます。
※別パターン(準備段階)・・・分割付与、前倒し変数付与、時間単位付与