自己成長プロセス5S〜習慣化〜
自己成長をすることで、楽しき人生を満喫できるように、「成長プロセス5S」を推奨します。
5Sの後半2S(下図の右側)については、次の2つ。
※前半3Sのスタートはコチラから
(4)S− 習慣化
(5)S− スパイラルアップ
では、「習慣化」について解説します。
Table of Contents
「習慣化」が強調されること
「習慣化」!
つまり、「継続しましょう!」ということ。
「継続は力なり」と昔から言われているように、「習慣化は能力なり」です。
この習慣あるいは継続については、著名人が語っています。
カルビン・クーリッジ氏(30代米大統領)の
松下幸之助氏の
ウィリアム・ジェームズ氏(米・心理学者)の
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
この名言は、元プロ野球選手の松井秀喜氏も語ってました。
鈴木イチロー氏も、継続することの重要性を説いています。
それでは、社会人になっても継続することで成長する人と、成長しない人の差は何でしょうか?
それは、単純な日々の生活行動と考えています。
平等に与えられた1日24時間をどのように活用しているか・・・その内容の差です。
僅かな差であっても、1日1日積み重なることで、1年、5年、10年・・・どれだけの差が開くと思いますか?
特殊な才能のない(私も含めた)多くの凡人は、継続することで成長することが 望ましいと考えています。
何事も最初からできる人は、そうそういません。
イチロー氏が、「天才と言われるのは心外だ」というのはそこにあります。日々努力を「継続」している結果です。
彼の努力を見ず、「天才」の一言で片付けられるのが、とても嫌だったようです。
外部からのプレッシャーや年齢による限界にチャレンジしながら、イチロー氏はプロ選手として意識を高く持ち、成長し続けていたのです。
では、「継続」とは著名人やアスリートしかできないことでしょうか?
「習慣化」は誰にでもできる
「継続」は誰にでもできます。
「成功」することは、必ずしも約束されていませんが、「継続」することで「成長」することは約束されています。そして「継続」することで「習慣化」がなされるわけです。
人が「習慣」にするためには、日々の繰り返しが前提です。
「習慣化」されるということは、それほど意識せずとも(無意識的に)行動できるということ。
食事をする、歯を磨く、お風呂に入る、学校・会社に行く、読書をする、ゲームで遊ぶ、ダラダラする、ジョギングをする・・・色々な「習慣」が個々人にあります。
毎日、習慣的に部屋でダラダラする人は、それが楽かもしれません。
しかし、ダラダラすることが苦痛な人も数多くいます。毎日、お菓子を食べながら、ゲームやっている人は楽しいかもしれません。
ですが、逆にそれがストレスになる人もいるのです。それを「習慣」にしているか、どうか、なのです。
さて、問題はその「習慣」となっている事柄が、善か悪かです。
その「習慣」は善か?悪か?
「善か悪か」とは、一般的に使われる「善悪」の意味ではなく、「ためになっているか」「ためになっていないか」で判断します。
前者を「善習(良習)」、後者を「悪習」とします。
生活行動の中で、「善習」と「悪習」がどれだけあるのでしょう。
「整理・清算」という意味で、この生活習慣においても「整理」することになります。
1日、1週間あたりで、どんな行動をしているかを分析した上で、不要な行動を減らし、新たな行動をプラスします。
人は、自分の「悪習」に対して目をつぶってしまいます。
それを変える決意をし、その決意を実行することだ。
と成功哲学者のアレクサンダー・ロックハート氏は語っています。
悪習をやめるほうが5倍難しい。
これは、戦国武将の島津義久のコトバです。
脳と習慣化の関係
「習慣」というものは、脳科学的に「削除する」ことはできないとされている無意識的行動情報を、「上書きする」ということになります。
例えば、喫煙者が禁煙に成功したのに、数年後また喫煙を始めてしまったりするのは、削除されていないからです。
「悪習」に「善習」を上から押さえつけるような感じでしょうか。
習慣化されるのに時間がかかるし、最初の頃は、脳、いわゆる無意識が、それに拒否反応を示します。
脳と精神が追いついてないからです。
「習慣」を変えるために「脳を騙す」、と言われる所以はここです。脳が習慣の変更を拒否する理由は、脳は「楽(ラク)したい」のです。
正確には、二重動機的行動の中で、「状況依存型意思決定」に準ずるからと言われています。今までの状況、行動が楽なので、そちらを安易に選択してしまうのです。
これが「脳」の特徴であるが故に、意思の弱さを感じている方は、「脳」に拒否されない(いわゆる頑張らない)程度に変えるのが良いとされています。
「習慣化」は活動内容のハードルを低めに設定し、(無理のない)頑張らない程度から始めます。
徐々に上書きすることが効果的です。
人によっては、一気に変える必要な方もいます。
その場合は、情熱と強い決意(意志)が必要であることは言うまでもありません。
ある程度のことなら、3週間から4週間で習慣化されます。
これは医師・臨床心理学者マルツ博士の実験によるものです。
また、生存、身体に関与するものは、3ヶ月ほどかかります。
例えば、ダイエットや筋トレ、禁煙などがそうです。
そして、思考における習慣化は6ヶ月以上かかります。
だから、「継続は力なり」であり、「習慣化は能力なり」なのです。
継続によって「習慣化」されたものは、成長へと繋がっていきます。
「3S」の習慣化へ
今回、前半の3S「整理清算化」「志向化」「修得化」を「習慣化」することになります。
この3Sの中で、「志向化」の「習慣化」って何?
と感じるかもしれませんので、少し説明します。
信念や価値観には「習慣化」より「一貫性」という考えが妥当です。よって、「習慣化」するのは「思考」です。
「思考」には、個人の癖が存在します。
例えば、すぐに「無理!」「出来ない!」「面倒くさい」「何でオレが・・・」「整理」のプロセスで、やりたいこと、やりたくないこと、やるべきこと、やらなくてもよいこと、などを踏まえると自ずと今後取り組んでいくことが見えてくるはずです。
しかし、これまでの「悪習」となる思考が邪魔をしてしまうことがあります。それが「ネガティブ思考」というものです。
「ネガティブ思考」は、今日明日で「ポジティブ思考」にはなりません。
習慣化した思考を変えるには、上書きするための新たな習慣が必要です。
そのためにも「思考の習慣化」のための反復行動がポイントになります。
自分自身をバージョンアップさせるための儀式が、正しい習慣化への取り組みということになります。
それも無理のない程度からのスタートです。そして、何より大事なのが、学習を続けるということ。
時代は常に変化します。
読書も含め、学習し続ける必要があると私は思います。
「生涯学習」というものです。
独りでは、自分の脳の怠惰に負けるかもしれません。
仲間がいると元気をもらえるので、一人ではない環境を準備することもオススメします。
この習慣化となるよう継続しながら、仲間とともに、次のステップへと進みます。
互いに協力、共創していく意味で次のS「スパイラルアップ」があるのです。
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