自己成長プロセス5S〜スパイラルアップ〜
自己成長をすることで、楽しき人生を満喫できるように、「成長プロセス5S」を推奨します。
5Sの後半2S(下図の右側)については、次の2つ。
(4)S− 習慣化
(5)S− スパイラルアップ
最後に「スパイラルアップ」について解説します。
Table of Contents
スパイラルアップ
「スパイラルアップ」とは、螺旋(らせん)を描きながら成長していく、そのようなイメージです。
「成長」は色々なことを経験していくこと中で、自身の「成長プロセス」のコツを掴むと、それに沿った歩みを繰り返します。
会社勤めの方であれば、一度でも耳にしたことがあるでしょう、「PDCAサイクル」。このPDCAサイクルを平面的に説明を受けることが多いのですが、実際にはその連続が立体的に動いていることを考えると、“スパイラルが起きている” と言えます。
(今回はPDCAサイクルの説明ではありません)
当然、新たなトライをせず、日々同じことばかりしている人は、このスパイラルアップは起きません。成長は停滞してしまいます。
成長の停滞は、衰退(老化)へと進行します。
身体的なことも同じなのかもしれませんが、衰退を進行させる要因は意識の低下です。衰退が進行するから意識も低下するかもしれませんが、とにかく意識の低下が起きると、思考や行動にも影響が生じ、悪循環が起き始めます。
以前、成長率4%=0%のパラドックスについて記事にしましたが、現状を維持するだけでも大変なことなのです。
自分の意志・意識関係なく、日々色々な情報が良し悪し関係なくインプットされます。それらを自らコントロールするためには、成長が必要です。
それ自体が束縛になるのではなく、人生を楽しむための環境を整えるという意図です。
成長するための活動は、常に行なえます。細やかなことでも良く、それが「習慣」的に行なうことが出来れば、成長のスパイラルアップが生じます。
決断(選択)〜体験(行動)〜考察(改善)〜‥‥これを繰り返していきます。
もし、1日3時間のムダな時間(TVドラマやゲーム、漫画本など)が習慣的にあったとします。
1年間で1095時間です。
この1095時間を、自分の成長のために活用した場合と比べてどれだけの差が生じるでしょうか?
中・高校時の1週間の授業数が35時間とすると、約7ヶ月分の授業数です。
なぜ学校の授業を取り上げたかというと、多くの方が成長する方法を知っていて、経験しているからです。
7ヶ月間も授業を受けて、成長していない人は(差はあっても)いないと思います。
授業の内容が役に立っているかどうかは別として、社会人になったら与えられた授業を受けるのではなく、学ぶ内容を自分で選択できます。
部活等をしていた方であれば、1日3時間の練習を1年間続けて、初心者と変わらないということはないはずです。
このように誰もが成長できるプロセスを体験し、知っています。
時間は有限です。
さらに取り戻せません。
自分の時間をどう使うかは、自分の成長に対する情熱と意識次第ではないでしょうか。
もう一つのスパイラルアップ
このスパイラルアップには、もう一つの意味があります。
何か行動していれば、色々なことがあります。
失敗もあれば、大きな壁にぶつかったり、悲しい出来事、嫌な出来事などもあったりするでしょう。生きていれば仕方がありません。それも、学びになります。
その中で、常に独りで全てを乗り越えるというのは、当然困難ですし、限界もあるでしょう。
そんな時に必要なのが「仲間」です。
ここでいう「仲間」というのは、友達ということではなく、「真の仲間」と言うべきでしょう。
「仲間」の基準というのは様々ですが、アドラー氏の心理学的に言うと、「信頼」できる人。
「信頼」とは、無条件に与えることができる人であり、裏切られてもその人のために尽くせることです。
その仲間と互いに良い関係の状態を続けながら、成長していくことが大事です。
それが、仲間との共存・共創の中で生じる公的(社会的)スパイラルアップです。
個人的な成長だけでなく、社会との関わり合いの中で社会の役に立ちながら、成長し続ける状況と捉えていきます。
成長のために必要な環境がどこにでもあることを知ることが大切です。
成長プロセス「5S」のまとめ
これで、「成長プロセス5S」の個々の解説は終わります。
これですぐに動ける方もいますが、悪習をすぐに変えることは、勇気と情熱が必要です。
人が生きている以上、大きな事を成し遂げるということではなく、自分の人生の最終回をどうしたいのかを考えた時、その最終回が、もしかして明日かもしれないということを踏まえれば、今日何をすべきか‥‥考えてみる必要があります。
「成功は約束されていませんが、成長は約束されています。」
昨日より今日、今日より明日‥‥これを念頭におきながら活動を繰り返すことで、成長し続けていけると考えています。他人との比較ではなく、昨日の自分と今日の自分との比較です。
その積み重ねが大きな成長となり、その途中での目標が達成された時に、成功を成し得ると考えて頂ければと思います。
ご不明な点は、いつでもお問合せください。
ご意見等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせフォーム |