「己を修るに敬みを以てせよ」と7つの習慣
立派な人間、優れた人間・・・彼らを君子(くんし)と昔は呼んでいます。
君子になる条件として、哲学者、思想家、儒教の祖である孔子は
「己を修るに敬みを以てせよ」(修己)
つまり、自己の人格的(道徳的)成長を第一の条件としています。(第一の条件であるから、次の条件もあるよ)
そのためには、修養‥‥知識を高め、品性を磨き、自己の人格形成につとめること、が必要になってきます。
学問は人間を変える。
人間を変えるような学問でなければ学問ではない。
そして、その人間とは他人のことではなく、
自分自身のことである。
人間を変えるような学問でなければ学問ではない。
そして、その人間とは他人のことではなく、
自分自身のことである。
(出典:現代の帝王学より)
「学習」というワードの場合、多くの方は「勉強」の意味合いで意識し、「勉強は嫌い!」だから面倒くさい、やりたくない‥‥という感覚に陥ります。
よって、知性、品性を磨くための「修得」と捉えていく方が良いかと思われるのですが‥‥。
人生を豊かにする、幸せにする、成功する、といったことを考えるならば、社会の中の個人であることを踏まえた上で、人格を磨くことは必須課題、と言えるでしょう。
人格形成について、コヴィー氏の著書「7つの習慣」の中でも同様のようなことが記述されています。
先ずは、私的成功があり、その後に公的成功がもたされるという成長プロセスです。
この成長プロセスは「成長の連続体®」と呼ばれています。
上辺だけの小手先テクニックで公的成功を収めてもすぐに化けの皮が剥がれ、崩れてしまいます。
私的成功、いわゆる修養による人格形成が中心(コア)になるということを忘れてはならないと思うのです。
知識を得るということは、成長するために最低限の要素でもあり、シゴトにおいても人間関係においても、家族や近隣との付き合いにおいても、自らの成長を促進させることを(私自身)肝に命じたいと思っております。