気分の浮き沈み対策(セルフ・コントロール)
これは何かご存知ですか?
学校で使ったことのあるメトロノームです。一定のリズム・間隔を音等で表現する道具です。
今回は、“気分の浮き沈み” をこれで表現したいと思います。
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メトロノーム的な生活
例えば、右は、ポジティブな日としましょう。
元気あり、やる気あり、ワクワクあり、笑顔あり、な状態です。
何をするにしても、ポジティブに行動できます。新たなトライもできます。
『なんか今日、イイことありそう!!!』です。
左にある場合は、ネガティブな日です。
元気なし、やる気なし、疲れ果てた、状態です。
何かをしなければならないのに、理由をつけて行動できません。無理に行動しようとしても集中できません。
『なんか今日、やる気おきへんわ!』みたいな日です。
私たちは日々の生活の中で、このような相反する気分の動きを行なっています。
そのスピードは人によって違います。
その間隔が、人によって曜日単位、月単位、日単位かもしれません。中には時間単位という方もいるかもしれません。
傍から見れば毎日元気に見える人でも、当人にとってはネガティブな日なのかもしれません。
振れ幅も人によって違います。
落ち込んだと思ったら、数日には復活している人もいます。
気持ち(心)が遠くへ行ってしまって、いつ戻ってくるかわからないような方もいます。
一定間隔の振れは予想できる
メトロノームは一定間隔で左右に振れますが、私たちの気分は本来一定間隔ではないはずです。
ある程度一定間隔である場合、何か外部要因にて影響(左右)されている可能性があります。
※ちなみに女性の生理的なものは外しましょう。
会社や学校のスケジュールによるものなのか、上司や先輩との関係なのか、定期通院による治療なのか、家族との関係なのか、あるいは “サザエさん症候群” なのか、理由はさまざまです。
もし
その外部的のものが起因になっている場合、その環境が変わらない限り、平行して同じ間隔で気分の起伏が起こることになります。
ということは、ネガティブになる要因となるものに対して何かしらの対策を講ずることができれば、ネガティブ思考の場面を減らすことが可能になります。
左寄り? 右寄り?
ほとんどの日が(メトロノームの)左側に傾いているという、ネガティブ思考の方もいるでしょう。
この場合、「自分は悪くない」と責任転嫁、自己欺瞞の生活しているか、「自分はダメだ」と自己嫌悪、自信喪失に陥って生活を送っているか等ではないでしょうか。
(精神的病気は別だと思いますが……)
逆に、ほとんどが(メトロノームの)右側に傾いている人もいるわけです。
では、この違いは何なのでしょう。
考える、行動する、等に反映される大切な事項です。無視することができません。
自分自身でそれを制御(コントロール)することが必要だということに気付かなければなりません。
この気分的間隔を自分でコントロールできるとしたらどう思いますか?
落ち込むことがたまにあるにしても、5分5分ではなく、7分3分、8分2分、9分1分のポジティブ状態が作れるようなら、生活は勿論、人生自体が変わっていくのではないかと考えられませんか!?
メトロノームには、速さを調整する “重り” が付いています。根元側にあれば速くなり、先側にあれば遅くなります。この重りを操るのは、自分自身です。
それが「セルフコントロール」なのです。
セルフコントロールを身に付けよう
「セルフコントロール」とは、端的に言えば、自身の行動を、自身の思考・意志のもとコントロール(制御)することです。
「マインドコントロール」はテレビなどで小耳にすると思いますが、自身の行動が、他人の思考によって(無意識的・意識的関係なく)コントロールされている状態と説明しています。
例えば、
「~しなければならない。」というセリフをよく使いませんか?
- 朝6時に起きなければならない。
- 仕事に行かなければならない。
- 掃除・洗濯をしなければならない。
- 買い物に行かなければならない。
- 子供を保育園へ迎えに行かなければならない。
- 夕食を作らなければならない。
生活の中で当然のように使われているものです。
このセリフはこの時点でネガティブ要素が含まれています。
「~しなければならない!!」
これは、「やりたいことではないけど、やることになっている(やるしかない)」、もしくは、「誰もやる人がいないから、やっている(やってやる)」
素直なコトバにすれば、「~やらされている」とも言えます。
さらに、何かの断わり文句として使われる場合もあるでしょう。
この「~しなければならない。」を、「(自分の意志で)~やっています」
もっと極端に、「(お願いして)~やらせてもらっています」と言い換えてみてください。
現在の生活の中で、どれだけのことが素直にそれに当てはまりますか?
該当しますか?
もし該当するものが少ないようなら、自身の考え方を変えるか、行動を変えるか、です。
これがセルフコントロールの原点になります。
そのためのポイントが次の5点です。
・他人(周囲)を変えようではなく、自分が変わる
・他人(周囲)に影響されるのではなく、自分で決める
・感情に振り回される前に、自分の思考切替を行なう
・過去を後悔するのではなく、未来を創造する
・感謝する
自分でコントロールできるように、これまた行動しなければ何も変わりませんが‥‥。