時間管理マトリックスを活かす5%の人
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”20%”の人が活用するもの
以前「80:20の法則」・・・いわゆる
「パレートの法則」についてお話ししました。
※イメージ図
「20%の時間・エネルギーで、80%の成果を生み出すこと」
では、どうすれば良いのでしょうか?
コヴィー氏著書「7つの習慣」にある
「時間管理マトリックス」を活用することが一つ挙げられます。
時間管理マトリックス
このマトリックスは、
タイムマネジメントとは少々観点が違って、
時間管理というより
どのような時間にエネルギーを集中させるか、
と捉えてください。
例えば、
ランチタイム(昼休み)が60分間あります。
従来のタイムマネジメント的な考え方は、
「30分食事、15分スマホ、15分読書」というスケジュール管理的なもの。
時間管理マトリックスは、
「60分間を誰と過ごすか」という考え方です。
<例>
・尊敬する上司と食事しながら、体験談などを伺う
・事前アポ後、有識者と食事しながら、教義してもらう
・リサーチのために、顧客と食事しながら情報収集する
違いは一目瞭然です。
前者は、
「今日は何を食べようか?」と考え、
後者は、
「今日は何を教えてもらおうか(何を学ぼうか)?」
と考えます。
前者は、
「ランチタイムは自由時間だから仕事したくない」と考え、
後者は、
「普段話しができない人と、いかに短い時間を活用するか」
と考えます。
「時間管理マトリックス」は、時間活用マネジメントなのです。
このマトリックスは、
「重要性」と「緊急性」をもとに、
4つの領域に分類することができます。
多くの人は、緊急性を中心に考えて、
いつも時間に追われる日々を送るのです。
上図の第一領域、第三領域に時間を費やしている状態です。
これは、従来のタイムマネジメントによるものです。
スケジュール帳に、ビッシリと書き込んでしまう状態が
好まれるような社会背景もあります。
「時間が無い」
「俺は忙しい」
という状況を作り出してしまった結果、
目先の成果を追従することを重要視し、結果的に
思い通りに成果が上がらない、停滞してしまっている、
などの残念なパターンに陥っているわけです。
「時間管理マトリックス」の重要としている
「第二領域」を如何に増やし、コントロールするか・・・これが
時間活用マネジメントになる、ということです。
前記した
「20%の時間、エネルギーで80%の成果を出す!」
という思考がココに該当します。
これを活用できている人は、多くはないでしょう。
ある場面でよく出てくる「5:95」の概念に
(勝手に)当てはめれば、5%くらいの人が、
時間活用マネジメントをしているのではと・・・。
そう。
20%側の人たちの中でも、さらに絞られた人たちです。
またこれを実現するためには、「プロデュース脳」が不可欠になります。(別記事です)
悩んでいる人、成長が停滞している人のために、
5%の思考へ近づくためのコーチング的サポートを行なっています。