3種の本が示す「原理原則」が成長の鍵
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現代の帝王学
人が成長(向上)するため、上に立つ(リーダー)ための「帝王学(=人間学)」として、3つの柱があります。
著書「現代の帝王学(伊藤肇)」に書かれているのは、
・「原理原則を教えてもらう師をもつこと」
・「直言してくれる側近をもつこと」
・「よき幕賓をもつこと」
特に「原理原則を教えてくれる師」について、この本では全ページの約3分の2も記述されており、それだけ「原理原則」の重要性を示しています。
これは、キャリアデザインを行なう上でも核となる考え方です。
原理原則を核とする2冊の本
この原則の重要性については、
コヴィー氏の「7つの習慣」のコアにもなっており、クルーガー氏の「8つの鍵」においても「法則」というコトバで記されており、それらをコアとして真の成功をもたらすことができるとしているわけです。
ただし、この「原理原則」というのは、時代が変わっても、国が変わっても、誰に対しても変わることのない普遍的なものが「原理原則」であり、一時期の時代だけの原則(?常識かなぁ)とは、「原理原則」というは言わないということ・・・です。
「原理原則」とは、どの時代の人間社会においてなくてはならないものと思って下さい。
「現代の帝王学」では、「原理原則」は『偉大なる常識』と表現しています。
この「偉大なる常識」を理解せず、「原理原則」を疎かにした成果主義、個性主義、利己主義に至った現代において、成功(安心や平和等も含む)を持続することもなく衰退し、問題山積の状況になっていることが多々存在します。
人の悩み、人間関係の悩みは、この「原理原則」から外れた結果であるとも言えます。
前回の「修己」についても同様なことで、人格を磨かなければ、人は衰えていくということ・・・。
この「原理原則」を先ず知ることから始めなければならないようです。
その一つが「P/PC」の原則です。