その気から本気になるためには?簡単な5ステップ

「その気」で始めたことが次第に「やる気」満々となり、続けていたらいつの間にか「本気」になっていた、というご経験はありませんか!?
子どもと一緒にやっていたら子どもよりも本気になってしまった、興味があって始めたら面白さに気づき本気になった、最初は人のススメで仕方なく始めてみたら今は本気モードでやっている‥‥など、体験したことで意外に面白さを知ったこと、あるいは新たな自分の嗜好性や能力に気づいたことで、のめり込んでいくパターンは多いものです。

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その気<<やる気<<本気

このステップを耳にすることもあることでしょう。人は最初から “本気” になるものは少なく、徐々に “本気” になっていくフローを意識すると、“できる” “できない” の判断は後々にして、まずは “やってみる” ということが成長するコツだと理解することができます。

『その気・やる気・本気』の変換モードは、自身の行動を制御したり、意識の調整を行なう際に、有効なステップになるものです。

行動できない人はその気からスタート

最初から「本気を出そう!」と思って行動できるのは、すでに経験があるから、あるいは好きだから……そんな状態だと予想できます。

しかし初めての事柄に対して、思い込みで判定する方、損得を先に考える方、あるいは慎重過ぎて行動できない人にとっては、「本気」になるまで行動できない‥‥となると、何事もトライするのに難儀ではないでしょうか。

大きな変化を求める(臨む)場合は、「やる気」あたりから始めないと、成果を出せないかもしれません。

ダラダラやっても覚悟が持続しない、あるいはすぐに結果を出さなければならない、などの状況時、大きなエネルギーを注ぐ必要性が出てきます。

何かしら「現状を変えたい」と考えている状態であるなら、「その気」からのスタートで問題ないでしょう。

『その気になれば何でもできる!!』です。

しかし、「その気」になれないからトライできないのも事実。自身が「その気」になる方法を知っていれば、トライする機会が増えていきます。つまり、体験と経験値が増えていくわけです。

他者から煽てられて「その気」になるタイプと、自身で「その気」になれるタイプと、両方のタイプがいます。

どちらにしても、「お試しの行動」「お試しの決断」、つまり『ちょっとやってみようかなあ!』『1回体験してみよう!』という未体験の体験化を行なってみる機会を増やしていくことで、自身をコントロールしやすくなります。

何を「その気」になればいいの?

なんて思ってしまう人もいるでしょう。

つまり、『何をしていいのか、分からない』状態の場合です。「行動できない!」という人は、大抵「行動する何かが分からない」パターンです。

例えば、

『痩せたいけど、痩せられない!』という人は、痩せる方法や痩せなければならない理由などが分かっていないということ。

『行動してもうまくいかない!』という人は、自身に適した方法を知らない、間違ってるかもしれないということ。

そのような人たちには、安易な気持ちで取り組んで欲しいものがあります。それが、次の5ステップです。

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行動のための5ステップ

(1)知る
(2)変わる
(3)定める
(4)企てる
(5)進む

この5ステップは、単純に考えてください。そして繰り返すことで慣れてきます。

知る

「自分を知る・今を知る・状況を知る・・・」、つまり「知らないことを知る」という段階です。

さらに、必要な「ノウハウ・手法などを知る」段階になります。

『無知の知(=知らないということを知っている)』段階ではまだスタートできないため、先ず、「知るべきことを知る」というステップを踏みます。

お試し行動=small Do』は、ここに該当します

【知る】ための行動、例えば、ネットや書籍で調べる、人に訊いてみる、行ってみる、見てみる、聞いてみるなど、実際に行動して、自分の五感で触れてみることになります。

自分自身の中で曖昧にするのではなく、納得する・理解するということが重要になってきます。

例えば――

「明日、友達3人が初めて遊びに来るから、夕食に何か料理作ろうかなぁ~」と思い、インターネットや料理本で、何となく料理メニューを見ています。良さそうな料理を見つけると、必要な材料やレシピ、料理にかかる時間などもチェックします。ただ、「やっぱり面倒だから、宅配寿司かピザでも頼もうかなぁ。デザートも、あのお店で買ってくればいいかぁ」という思いもありました。それでも、インターネットでホームパーティー系料理の写真を見ていると、徐々に作る気分になってきたため、複数の候補をピックアップしていきます。

変わる

【知る】ステップで得られた新たな情報・知識などを考察し、次に何をすべきなのかを踏まえた上で、意識を変え、また行動などを変えるために決意、決断するステップになります。

お試し決断』が、このステップに該当します

例えば――

「この料理なら、頑張って作れそうかも」と思いつつ、イメージしながら、いくつかのメニューに絞っていきます。レシピで必要な材料をチェックしながら、冷蔵庫などを開け、あるものを確認。「折角、大事な友達が来てくれるんだから、ちゃんとおもてなししないと!」と決意し、「よし、決めた!」4種類の料理メニューに決めました。

定める

次に進むべき方向、自己ルール、目標などを定めていくことになります。が、その前に、ビジョン、目的、使命、価値観なども定めていきます。

定めるにしても、現段階のレベルで構いません。

メンタル的なコア(目的や使命など)はシッカリ持って欲しいのですが、方向性や目標などは、後々修正しても大丈夫です。

お試し思考』は、ココに該当するでしょう

慣れてきたら、それらも明瞭化していきますので、最初から固めてしまう必要はありません。

例えば――

この時、どんな友達なのか、どのようにおもてなしするのか、なども考えます。気軽なものにするのか、お洒落にするのか、・・・・・・それによって、材料のレベルや食器なども変わってきます。飲み物も料理に合うワインなど準備した方がいいのか・・・そんなことを決める段階です。
4種類の料理に必要な、買うべき材料をメモ書きし、次に具体的な計画を立てていきます。

企てる

方向性や目的地が決まったら、そこまでのプロセスや手段、戦略・戦術などを具体化していきます。

必要な場合、テスト(試行)をするステップでもあります。

テストとは、下見に行ったり、シミュレーションしたり、リハーサル的に仮実践したりすることです。

途中で確認(チェック)する計画も立てたりします。他の方にチェックしてもらうことも可能です。

リスクイメージも踏まえ、対策なども勘案しておくステップです。

例えば――

ちょっとお洒落にするために、近所のスーパーではなく、少し離れた場所にある品揃えの豊富なスーパーで買うことにします。魚は鮮魚店、肉は精肉店で買うことに。そして、大きめのお皿を買うために、陶器屋に行くことにします。
料理を作り始める時間を踏まえ、買い物する時間や行く順番などの計画を立てます。飲み物を買いに行く時間がないことに気づき、友達の一人にワインを、一人にペットボトルのウーロン茶を、そしてもう一人にデザートを、来る途中で買ってきてもらおうと考え、メールでお願いします。

進む

実行・実践です。

テスト試行があれば、実行・実践との境界線はないかもしれませんが、計画に基づき、進めていきます。

進捗状況をチェックしながら、修正が必要であれば、その場で検討し、目的地までのプロセスを調整しながら、目標達成、計画実現のために、進行していくステップです。

例えば――

いよいよ、計画に応じて、実行です。朝早めに起き、部屋の掃除をします。そして、予定通り、買い物に行きます。買い物は順調に済んだのですが、慣れない料理を作っているため、友達が来る時間までに出来上がらないと、焦り始めます。そこで、4種の予定を3種に変更しました。もし、作る余裕が出来たら、もう一種作ることにしました。友達の一人が、予定より30分早くやって来たので、手伝ってもらい、もう一種も作ることができました。4人で素敵なディナータイムを過ごすことができました。

4人分の料理を作ったこと、初めての料理に挑戦したこと、おもてなしをしたこと、4人の愉しい時間を過ごしたことなど、初めての経験をすることができたのです。

経験したことは一歩成長したことになる

これらのステップによって、新たな経験は、次回にも繋げられる知識・知恵になったことは事実です。

大きめのイベントごとでなく、個人的な日常生活のことであっても、一つ一つの経験によって実現・体験できたことは、成長につながりますし、もし失敗したとしても、失敗した要因を把握し、受容することで、次に繋げられます。

この5ステップを、日々の生活の中で繰り返していくことで、スパイラル的に成長、向上していくと考えています。

先ずは、その気になって【知る】ための「お試し行動」を起こしてみませんか

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勝ち組(価値組)になる本気

5つのステップを活用し、勝ち組(価値組)になるためのキャリア・デザインをお伝えしています。

この勝ち組とは、一部の方々が言うところの他者(例えば、負け組)との比較ではなく、自分自身の終期満足度という観点で、満足した人生、価値ある生き方をしてきたか、という自己判定によるものです。

自身が望むライフワーク実現のために、本気度の高い取り組みをしてきた人であれば、失敗は多くあったとしても、総合的には満足度の高い生き方を歩んでいることでしょう。本気度の少ない人であれば、失敗は少なくてもマンネリ度が満足度を低めるかもしれません。

自己実現のために各ステップにおけるプランを個人で考えていくことができれば、それは、とても素晴らしいことです。

しかし、全ての人が、自分自身でプラン立てすることは難しいと考えます。

あらゆる面を考え、誰もが該当するであろう基本的なテーマを模索し、「自己の価値を高めていく」というところに焦点をあて、おススメしているのが「キャリア・デザイン=人生設計」における『パーソナル・ケイパビリティ』の向上になります。

その考え方については、別ページで確認できます。

一度、自分の生き方を想定(ライフ・イメージ)し、「キャリア・デザイン」を検討してみてはいかがでしょう!?

セルフ・コーチングの質問Dana

  • 今まで本気になったことって、何だろう? その時のキッカケは? その時の気持ちは?
  • その気になるために、どうすれば良いのだろう?
  • その気になりたいことって、何だろう?