ビジネススキルのプロトコルキーリスト

キャリアデザインをしていく上でのビジネススキル(ハード面)に関するカテゴリーごとの基本的要素を、各カテゴリーごとに解りやすくまとめてみました。(ソフト面のビジネスメンタルスキルはコチラ>>
 誰もが共有できる共通の手順・約束事としての3つの要素、これを「プロトコル・キー」と命名。今回も一覧表にして紹介しています。著作品出所のものもありますが、妥当であると思うものを記載。私見もありますのでご承知いただき、あとは個々人で解釈してください。

全ては調和数「3」で成り立ちます。

※「プロトコル」(protocol)とは・・・

「プロト」は「最初の」、「コル」は「糊」という意味で、表紙に糊付けした紙を表している。
 複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順について定めたもの。
 日本語に意訳した語としては、「仕様」「規定」「議定書」「儀典」などがある。

(出所:Wikipediaより)

ビジネススキルに関するプロトコル・キー

キャッシュポイントを見つける3要素

キャッシュポイントになる条件

「キャッシュポイント」とはビジネスになる場所、収入源です。「コア」「機会」「金流」がポイントになります。「コア」は一つはメンタルスキルと同様で「貢献」がポイントになり、もう一つはビジネスの基本です。「機会」は時流で、早くても遅くても収入減です。「金流」は市場でお金が流れる状況で、その流れを察知するか、作る必要があります。「コア」のないキャッシュポイントは、いわゆる「詐欺師」の手法です。

「キャッシュポイント」になる条件例>>

3大欲求

三大欲求要素,社会的欲求,個人的欲求,基本的欲求

市場におけるリサーチにおいて知っておくべき人間のニーズ・ウォンツに関わる3大欲求です。
「基本的欲求」「個人的欲求」「社会的欲求」になります。「基本的欲求」は衣食住や健康、性などの生活水準レベルの欲求(生得的欲求)。「個人的欲求」は愛情・所属・承認・美などの欲求で、他者に求める欲求。「社会的欲求」は貢献・奉仕などの欲求で、他者に対して行なう欲求です。

「ニーズとウォンツ」について>>

ビジネスを成功させるための3つの鉄則

ビジネス成功論の3鉄則

「緊急性が高い」・・・買い手(消費者)が主に購買行動を起こす時、現在必要なモノ・コトに対してであり、数年後などの未来に対しては行動しづらいということがあります。
「需要度が大きい」・・・買い手側(市場)がどれだけ求めているか(ニーズ・ウォンツ)、ということ。その該当する市場の需要度(範囲・数など)が小さければ細々なビジネスになります
「供給度が小さい」・・・すでに売り手(供給)側、いわゆるライバル数が多い場合成功の道は閉ざされます。

「ビジネス成功論」の3鉄則>>

良い企画に見られる3つの特徴

良い企画3つの特徴

「良い企画」には法則などはありません。多種多様です。過去の「良い企画」とされているものには共通点があります。それが「インサイト」「アイデア力」「演出力」です。
「インサイト」は洞察力と言われていますが、結果論でありスパーク(閃光)に近い(顧客側の)感覚です。「演出力」はストーリー性をもたせ五感に発信する表現力です。「アイデア力」は既存・常識に拘らない発想・創造が重要です。

リスクマネジメントを行なうべき3大リスク

リスクマネジメント3大リスク

リスクは「危険」の意ではありません。「損得性が両在する不確実的な要素」と捉えるものです。
「静的リスク(純粋リスク)」「動的リスク(投機リスク)」そして「心的リスク」があります。どのリスクも、損失性と利得性を備えており、大きな成功者は「リスクの高いものがチャンス」としています。重要なのは「リスクの性質」を理解することです。

「リスクマネジメント」について>>

リスクマネジメントを行なう3ステップ

リスクマネジメント3プロセス

「リスクマネジメント」を行なう場合のプロセスです。
 リスクの「分析」を行ない、損失性・危険性を「予測」します。その「予測」された各リスクに対する対策、プロセス構築などを模索し、それによって「意思決定(リスクテーキング)」を行ないます。当然勝算が低い場合は、再検討、廃案にすることも意思決定です。

「リスクマネジメント」について>>

役割からみた3大ポジショニング

3大役割的ポジショニング

ビジネス・事業を始動するにあたってポジショニングは重要です。
 その一つとして「役割的ポジショニング」があります。それが「モノ(商品)を企画し、提供する人」「市場でマーケティングやプロモーションする人」「ビジネスとなる場をつくる人・プロデュース」です。

「ポジショニング」について>>

価値を創出する基本的な3つの価値

価値創出3つの基本価値

「価値」とは成果・評価に値するものになります。基本的な価値は「精神的価値」「社会的価値」「市場的価値」になります。「精神的価値」はベネフィットで、快楽・満足の獲得や不快・苦痛の解消など。「社会的価値」は大衆的平準化されたもの。「市場的価値」は挑戦的特定化されたもの。「社会的価値」「市場的価値」の2つは同類で扱われますが、(私釈)違いは、大衆的と分衆的、市場の広さと市場の深さ、安定的と流動的などです。

ブランディングへの3段階

ブランディング3段階

「ポジショニング」が成功することでビジネス・事業が進むと、徐々に良い意味でも悪い意味でも認識され、知名度がアップします。(顧客である必要はない)この段階が「ラベリング」です。その後、ファン客・固定客が増えていくと口コミや紹介による新規顧客が増加していきます。「ブランディング」とは承認・信用されることです。「ポジショニング」は主体的、「ブランディング」は客体的とも言えます。

「私のブランド化」について>>

ブランディングにおける3つの基本的要素

ブランディング基本3要素

「ブランド」とは「約束である」と言われており、それを現在進行形で継続していくことが「ブランディング」活動になります。そのための基本的な要素が「情熱」「価値観」「向上心」です。「情熱」は自分自身、商品、顧客への愛情でもあります。「価値観」は真摯さ、誠実さなど。「向上心」は成長・発展していく姿勢です。顧客に対して常に進化した価値を提供しなければなりません。

ブランド構造3セオリー

ブランド構造デュアルベクトル時空間

「ブランド」を構築していく上で、最初に意識したいのがこの構造理論。「デュアル構造」「ベクトル構造」「時空間拡張構造」です。「デュアル構造」はインナーブランドとアウターブランドです。「ベクトル構造」は拡大(広さ)と深化(深さ)です。「時空間拡張構造」は時間的構造と空間的構造です。これらを全て意識していくことが重要になります。

「ブランディング構造」について>>

ブランドの三大役割(顧客・市場視点)

ブランディング三大役割

「なぜ、ブランディング(ブランド化)が必要なのか?」――
「簡易的識別」の役割。顧客の意思決定(購買や契約時)の時間短縮、ストレス軽減、あるいは純粋想起、助成想起率(マインドシェア)のアップにつながります。「品質保証」の役割。リスク回避、不安の除去、問題対応などに関わることです。「自己理想の実現・表現」の役割。(顧客の)自己イメージ、価値観、ライフスタイルなどを表現する手段になります。一種のステータスです。

「ブランディングの重要性」について>>

マーケティングを行なう基本プロセス

マーケティング3プロセス

フィリップ・コトラー氏による「マーケティング・プロセスR-STP-MM」は有名です。
「R」はリサーチ、「STP」はセグメテーション・ターゲティング・ポジショニングの3つ、「MM」はマーケティング・ミックスです。「リサーチ」は3者(3C)について調査・分析などを行ない、「STP」は市場の細分化、絞り込みを図ります。「MM」は、「R-STP」をもとに具体的な戦略戦術の政策を行ないます。

マーケティング「R−STP−MM」>>

マーケティングを行なう基本的な3C

マーケティング3C

「マーケティング3C」は基本です。
「買い手」「売り手」「ライバル」の3者を理解し、マーケティングを行なっていくわけです。「買い手」は市場・顧客です。「売り手」は自己・自社です。「ライバル」は同業他者が主ですが、それ以外にも未来の新規参入業者、代替業者なども含みます。それらをもとに「市場リサーチ」「自分・自社リサーチ」「他者・他社リサーチ」を行ないます。

「マーケティング基本3C」について>>

プロダクトの構成になる3要素

プロダクト構成3要素

これは、森行生氏提唱のプロダクト・コーン理論です。
「プロダクト(商品・サービス)」の構成される要素として「エッセンス(性格・イメージなど)」「ベネフィット(顧客のメリット)」「コンセプト(商品規格・定義など)」があります。「コンセプト」が「機能的価値」、「ベネフィット」が「情緒的価値」、「エッセンス」が「精神的価値」とつながります。

「プロダクト企画」について>>

プランニング(企画)する際の3原則

プランニング3原則

「プランニング(企画)」を行ないためには、この3原則が重要です。「立案」「実行」「結果」です。
「立案」で終わるプランナーが多いですが、「結果」まで責任をもつことが真のプランナーです。「結果」は成功ということではなく「失敗」であってもその原因を理解しており、次に繋がる状態にしておくことが求められます。

イノベーションを起こす基本的3プロセス

イノベーション基本3プロセス

「イノベーション」をもたらすための基本的な3プロセスです。
 既存のモノ・コトから「本質的」な課題や役割などを発見し、そこから「要素の分離・分解」を行ないます。分離・分解した要素をまとめる際に「少しズラす」こと(シフト)を行ないます。その繰り返しです。「真のイノベーション」は創造的破壊と言われ、未来のコモディティ化になるモノ・コトと考えることができます。

顧客関係の3ステップ

顧客ファネル3ステップ

顧客との関係性の深さ(長さ)と考えていきます。
「一見客」は1回のみの新規顧客で、「リピーター客」は2回以上のお付き合いです。「ファン客(固定客)」は長くお付き合いしている顧客です。「ファン客」をいかに増やすか、プランニングしていきます。これは「連続的な流入設計」つまり、リレーションシップにつながります。

プロモーション実践の3ステップ

プロモーション3ステップ

プロモーションの方法は数多くありますが、基本的なプロセスは「アクセス」「プレゼン」「オファー」です。
「アクセス」は集客であり、知ってもらい興味を惹き付けます。「プレゼン」は集客した方の意識の転換や感情を揺り動かし、納得してもらいます。不安の解消を徹底的に潰すための必要な情報を提供します。「オファー」は契約(申込み)の段階です。購買、サイン・捺印、個人情報入力などの行動をしてもらうわけです。

「アクセス・プレゼン・オファー」について>>

コピーライティングを行なう3大目的

コピーライティング3大目的

PR・宣伝で行なうコピーライティングの3大目的は「先ず、知ってもらうこと」「納得してもらうこと(分かったレベルではダメ)」「行動(購買)してもらう」ということです。
 多くのテクニックがありますが、最終的な目的は「行動してもらう」ことですから、自己あるいは状況に適したコピーライティングを行なっていきます。

コピーライティングで考える3要素

コピーライティング3要素

コピーライティングは宣伝効果があります。決まった範囲(紙面やWEB上など)で読者(買い手)に伝え行動してもらうための内容として含まれる3要素は「ベネフィット(メリット)」「魅力度(共感度など)」「独自性(他者との違い)」。選んでもらう必要があります。

情報共有する3つの力

人間関係情報共有3つの力

コミュニケーション時に必要な情報共有する3つの力です。「インプット」した情報を「アウトプット」することは当然の話しですが、「インプット力」は理解力・分析力などが必要で、「アウトプット」は構成力、論理力、伝達力、話術などが必要です。しかし、強調されていないのは「翻訳力(=スループット)」。相手に理解してもらえるように自分のコトバではなく、「聴く側のコトバ」に翻訳(水準適合)して「アウトプット」する必要があります。

システム化(仕組み化)する3つの理由

システム化3大目的

なぜ、システム化する必要があるのか?(システム化とは機械化ではありません。)
 先ず、自己が「成長」し次のステップに進むためで、それは顧客も成長するからです。次に顧客との「関係性」を発展または拡張するためです。そしてその時代(ステップ)の自己を100%に保有するためです。自己成長すると初期を忘れてしまうために、新規顧客の対応が傲慢になります。初期ものと進化ものを同時進行させると考えてください。

システム化(仕組み化)する3ポイント

システム化3要素

ビジネスモデル化3キーに近いですが、チーム(組織)作りの際(雇用する必要はない)に有効です。「標準化」「専門化」「単純化」です。システム型組織化に見られる特徴でもあります。タスク(業務)の分離をし、複数人(または業者)との業務分散(責任分担)によって事業(プロジェクト)遂行を行なうのです。その際、「標準化」いわゆるマニュアル化、「専門化」得意なタスクにフォーカス、「単純化」意思決定やプロセスを単純にすることでスピーディーな状態が保てます。

ビジネスモデル化を考える3つのキー

ビジネスモデル化3キー

ビジネスモデル(仕組み化)を勘案する場合、「簡単」「明瞭」「繰り返し」がポイント。
「誰もが簡単に、マニュアル(取説)がなくても見れば何となく分かるフロー、プロセスであって、汎用性があって繰り返し使えるもの」です。発展をさせるためには重要なキーになると考えられます。

「ビジネスモデルを考える」について>>

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