怠惰な生き物「人」のマインドチェンジ
「明日で人生が終わる」とした場合、今日何をしますか?
- 好きな物を腹一杯食べる!
- 遊園地で一日中楽しむ!
- 大切な人と一緒に過ごす!
- 故郷に帰って過ごす!
- 一日中寝ている!
- 後悔しないよう謝りに行く!
など。
ほとんどの方は、「明日、終わる」ことを知る由はありません。
映画「ディープ・インパクト」「アルマゲドン」のような危機が事前に把握できれば別ですが‥‥。つまり、「明日、終わる」緊張感はなく真剣に考えることはないかもしれませんが、人生の一日一日を真剣に考えることは可能だと考えます。
『明日で人生が終わるとしても、今までとそれほど変わらない生活を送ること』、と以前聞いたことがあります。普段から“後悔しない” “自分のありのままに” 人生を歩んでいる自信があるのなら、極端な変化、態度をすることはないはず、だからなのでしょう。
しかし、殆どの人間の場合、昨日までとは違う、極端な1日を送ると予想できます。それは何故か?
これまで、我慢していたか、好きなことをやれていないか、怠けているか、など、だからです。
そう考えた時、今すぐ意識を変える必要があるのではないでしょうか。
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「マインド・チェンジ」とは?
簡潔に言うと、意識(慣習的考え方・考え方の癖)をチェンジ(転換)することです。
※「マインド」とは・・・
ある物事に対する意識、特に個人や集団が何かをしようとする意識を指す言葉である。また、広く人間の精神を意味することもある。
(出所:Weblio辞書より)
例えば、
・私は貧乏で不幸だ ⇒ 私は裕福ではないが幸せだ
・私は何もできないダメな人間だ ⇒
私は今の自分ではなく未来の自分のために日々成長する人間だ
・同じことの繰り返しの日々でいいのだろうか ⇒
私は常に新しい気付きを見つけられる才能があり成長している自分がいる
このようにネガティブ的な意識を、ポジティブに切り替えるだけではありません。
“普通は”、“常識には”、“一般的には”、“今までは”などを、普通ではない方法、常識を覆す方法、今までとは違うやり方など、意識の転換をしたりすることも含まれます。
意識を変えることで、“行動”や“思考”が変わります。“行動”が変わることで、当然“結果”も変わるのです。
「忙しくて時間がない」
という理由(言い訳)でしてこなかった人と、時間がない中で『できることは何か?』『時間を見つける(調整する)ためにどうしようか?』と考え、行動する人との差は明らかです。
「お金がないから何もできない」
という理由(言い訳)で実行しない人と、お金がない中で『できることはないか?』『お金を工面するためにはどうすればよいか?』と考え、行動する人との差は歴然としてます。
「知識がないから無理」
という理由(言い訳)で怠けている人と、『知識を身に付けるために調べ(勉強)しよう』『知識のある人に聞いてみよう』と思い、実行する人との未来の差はどれだけのことでしょう。
人はもともと、「楽をしたい」「面倒なことは嫌だ」という怠惰な生き物です。
だから、本心ではやりたいことがあっても、幼少期から植え付けられた概念、我慢しなければならないという勝手な思い込み、そしてできない理由を勝手に作ってしまう思考などが、瞬時に脳を占領し、楽な選択を行うよう指令を出しています。
つまり、変化するのが面倒、考えるのも面倒なのです。それらをチェンジ(転換)した人たちが、事業家や研究者、芸術者、アスリートだったりするのでしょう。
「楽をするために、どうすれば良いのか?」
「面倒なことをしないように何をすれば良いのか?」
という発想のもとで人間界は進化し続けてきました。モノが溢れ、昔より楽になったようにも見えますが、それでも人間はさらに進化を求めます。
それは「欲求」があるから
欲求というと、物欲・食欲・性欲などを思い浮かべるでしょうが、その上の次元の欲求を備えているのが人間です。
(マズローの欲求段階説は別ページで解説)
だから進化し続けます。ただ、それが薄れてきている時代でもあります。
これは人間を体たらくにしてしまう恐れのある状況です。
そうならないように、今、何をすべきかを考え行動すべきだということ。それ自体が「マインド・チェンジ」なのです。