キャッシュポイントとは「漁場」である
「キャッシュポイント」とは「収入源」を指します。
(買い物したら付いてくるポイントでは当然ありません。)
ヤフオク、メルカリ、YouTube、LINE、アフィリエイトサイト、通販サイトなどのような特定の場所、手段・手法などを「キャッシュポイント」と説明している人がおりますが、誤解です。(誤解というより、多分教えたくない?)
ということもあって脱誤苦アドバイス‥‥今回「キャッシュポイント」について触れてみました。
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キャッシュポイントを知る
「収入源」というコトバでいうとイメージが湧きやすいと思いますが、もう少し噛み砕きますと、利益を得られる市場(マーケット)やタイミング(機会・時世)などのこと。
その「キャッシュポイント」を外して(ズラして)しまうと利益になりませんから、ビジネスを行なうにあたって、知ることが大事なのです。
それを多くの人が知ったら、皆さん飛びつきますよね!?
ご心配なく‥‥。キャッシュポイントを知っている全員が利益を得られるわけではありません。
リソース、各戦略・戦術が適していなければ利益獲得は厳しいわけで、それがビジネスの現実世界だということです。
先ず「キャッシュポイント」の概念を知ること、そして、それに対して具体的に行動するプランを立てる、という流れになります。
冒頭でお伝えした、「キャッシュポイント」をビジネスの場所や手法として誤解されている人達は、「キャッシュポイント」を知らずに行なっている、ということでもなく、「ニーズ・ウォンツ」を探求するという意識で行なっているようですから、一応方向性は間違っていないようです。
キャッシュポイントとは
「キャッシュポイント」を行動経済学的な視点で考えていきます。
先ず、ビジネスの集合体は経済です。
「経済は生き物である」
と言われる所以(ゆえん)は、経済は人間が作り出している現象であること。つまり、人間の生活する領域でうごめく金流(お金の流れ)が経済の主体であるなら、『人間の活動があるから、経済も同様に動く』。だから「経済は生き物」とされているのです。
別の例えで説明します。
「収入源」を「漁場(りょうば)」と考えてください。
「漁場」とは、
水産生物が密度以上に存在する自然的条件の場であり、採捕して利益をあげられる社会経済的営為の場‥‥の領域です。
日本を囲む周囲の海を見てみると、いくつもの海流がぶつかり合い、また国土から流れ出す多くの河川からの流れも相まって、魚介類がとても豊富なことはご存知ですよね。
その魚介類を漁師さんが苦労して、危険を冒して穫ってくれるので、私たち日本人は、新鮮な刺身、寿司や海鮮料理が美味しくいただけるわけです。
刺身、寿司、魚料理が好きな私にとっては、漁師さんに大感謝です。
ところで「漁場」というのは、魚介類が穫れる領域なのですが、漁師さんたちからすると、ただ“魚介類が穫れる場所”として自分たちの食糧のために漁をするのではなく、“利益が得られる営為の場”として猟師としての頭脳と経験を活かす職の場なのです。そこが「キャッシュポイント」になります。
漁師さんにとってはビジネスの場なわけです。近海漁業、遠海漁業、養殖など様々な場があります。一匹◯億円という大型マグロを(夢ではなく)実際に狙えるのは、「キャッシュポイント」がそこにあることを知っているからです。
このような図や資料などを入手したからといって、知り得た皆さんが「漁場」で利益を得られるのか‥‥厳しいと思います。
海(市場)は視野に入れられないほど、広いです。
場所もそうですが、タイミング(季節、時間、機会など)、気候・季節・温度の変化具合、流れ(時化)の判断など、そしてリソース(資金、装備、技術、経験値、知識など諸々)を活用することで、やっとのことでビジネスになる場所に立てるのです。
マーケット(市場)をオーシャン(海)と比喩されることを踏まえれば、「キャッシュポイント」とは、まさしく「漁場」。
利益を得られない漁場は、「キャッシュポイント」になりません。
その領域があったとしても、365日、2年、5年、10年・・・安定的に継続して得られる「キャッシュポイント」なのか・・・それは実践してみなければ分からないビジネスもありますが、そこを意識した上で、「キャッシュポイント」を探求していきます。(例えば、養殖という方法は、戦略になりますよね。)
「漁場」を一般的な市場で捉えていきますと、「キャッシュポイント」とは、
・人が(生活の範囲で)集まる条件の場
・利益を得られる社会経済的営為の場
ということが言えます。
では、『人が集まる条件の場』で、かつ『利益を得られる営為の場』とは、何なのでしょうか?